共同作業に関するベストプラクティス
本ガイドで関係者がアカウントにアクセスできるように設定する方法をご説明します。また、共同で作業するプロジェクト における推奨事項をご説明します。
アクセスができない場合は、サポートまでお問合せください。
アカウント設定のベストプラクティス
最初から共同で作業ができるアカウント設定のガイドラインがあります。
開発者、デザイナー、コンサルタント用
- アカウント設定 法人として契約する場合、会社名などの法人名でアカウントを設定します。ユーザー名は変更できないため、また、アクセス・トークンもアカウント間で共有できない為、法人名でアカウントを作成するのは非常に重要です。
- クライアントアカウント 複数のクライアント 用のプロジェクトを作成する場合、それぞれに固有のMapboxアカウントを作成してください。 従量課金アカウントは 毎月一定量無料で使用可能なAPIコールが付属しています。クライアントごとに個別のMapboxアカウントを作成すると、各クライアントが無料のAPI使用量を取得できます。また、アカウントを使い分けるとアカウント毎の統計、請求、使用量の確認が可能になります。
- アクセス・トークン クライアントのプロジェクト毎に個別のMapboxアカウントを使用することをお勧めします。ただ、1 つの Mapbox アカウントから複数のクライアントのプロジェクトを管理する場合は、プロジェクト毎に固有のトークンを使用してください。クライアント用に自身のアクセス・トークンを使用する場合は、マップと請求はアカウントに設定されるため注意してください。クライアントにアカウントを引き渡す際は、トークンのローテーションを行い、クライアントに固有のアクセス・トークンを設定します。以前、共同作業で使用した本番環境向けのアクセス・トークンを削除しないよう注意してください。
- ログイン情報 本プロジェクトの最後に、所有者が メールアドレス と パスワードを変更できるよう組織とアカウントの情報を共有してください。複数のユーザーがアクセス できるメールアドレスを使用し、1Passwordなどのパスワード共有サービスにパスワードを保存してください。
開発者、デザイナー、コンサルタントからアカウントを引き継ぐ
- 共有メールアドレス 自分以外のMapboxアカウントを作成する場合は、mapbox@yourcompany.comなどの共有メールアドレスを利用すると、関係者がアカウントにログインし、請求書、通知、パスワードリセットメールを受信できるようになります。
- メール転送ルール 社内の関係者が重要なメールを受信できるように、転送ルールの設定を推奨します。たとえば、領収書などの請求関連のメールを経理部が受信できるよう、billing@mapbox.comからのメールを自動的に転送するよう設定します。
- パスワードマネージャー Mapboxアカウントの資格情報を受信・作成する場合は、1Password vaultやOktaなどの安全なパスワード共有サービスに保存し、チームメンバーと共有してください。
- アクセス・トークン アカウントを引き取った際に、 アクセス・トークンのローテーションを行ってください。以前のメンバーが本番用アプリで使用しているアクセス・トークンを削除してしまうリスクを低減できます。御社のアプリで使用している位置情報サービスがアカウントに設定されていることを確認し、より詳細な統計と請求情報用に個別のアクセス・トークンを使用してください。
プロジェクトで共同作業を行う
- アクセス・トークンのプロビジョニング アクセス・トークンページ、Tokens APIやコマンドラインからトークンの作成/削除が可能です。スコープ付きトークンを使用すると、開発者は Mapbox アカウントにログインしなくてもデータの読み取り・書き込み・アップロードを行うことができます。既存の Mapbox アカウントがある場合や、開発者に (御社独自または当社の開発者ネットワーク)外注する場合、スコープを制限したアクセス・トークンを付与することをお勧めします。
- デザインレビュー プロジェクト中、Map Style共有URLやサンプルアプリを設定し、作業を共有できます。スタイルを編集する際に共有が必要な場合、Mapboxアカウントのアクセス権を共有するのではなく、アカウント間でスタイルを転送ガイドに従い、共同でデザインのレビューを行ってください。