Style仕様
Mapbox GL Style Specification
Mapboxスタイルとは、マップの視覚的な外観を定義するドキュメントで、描画するデータ、描画の順序、描画時のデータのスタイル設定方法などを表します。スタイルドキュメントは、特定のルートレベルとネストされたプロパティを持つJSONオブジェクトです。この仕様では、これらのプロパティを定義し、説明します。
この仕様の対象となる読者には、以下の方々が含まれます。
- 熟練のデザイナーやカートグラファーの方で、Mapboxスタジオを使用せず、ご自身でスタイルを書きたい方。
- Mapbox GL JSまたはMapbox Maps SDK for Androidのスタイル関連機能を使用する開発者。
- Mapboxのスタイルを生成または処理するソフトウェアの作者。
スタイル関連の機能に関するプラットフォームに適したドキュメントは、Mapbox Maps SDK for iOSを使用している開発者はiOS SDK APIリファレンスを、Mapbox Maps SDK for macOSを使用している開発者はmacOS SDK APIリファレンスを参照してください。
スタイルドキュメントの構造
Mapboxスタイルは、ルートプロパティのセットで構成されます。ルートプロパティの中には、1つのグローバルプロパティを記述するものと、ネストされたプロパティを含むものとがあります。バージョン
、名前
メタデータ
などのルートプロパティは、マップの外観や動作に影響を与えませんが、マップに関連する重要な記述情報を提供します。レイヤ
やソース
などの他のプロパティは重要で、どのマップ機能をマップに表示し、どのような外観にするかを決定します。center
、zoom
、pitch
、bearing
などの一部のプロパティは、マップを最初に表示するときに使用する既定のセットをマップレンダラに提供します。