ズームレベル

ズームレベルとは、地図上に表示される世界の範囲を決定するものです。Mapboxは23段階のズームレベルで地図を提供しており、0が最も低いズームレベル（完全にズームアウトした状態）、22が最も高いズームレベル（完全にズームインした状態）です。低ズームレベルでは、小さな地図タイルのセットが広い地理的領域をカバーします。高いズームレベルでは、より多くのタイルがより小さな地理的な領域をカバーします。

ズームレベルのクワッドツリー

マップタイルはクワッドツリーデータ構造で格納されています。ズームレベル0では、地球全体の地図を見ることができ、この画像は1つのタイルに含まれています。ズームレベル1では、ズームレベル0で見た1枚のタイルがちょうど4枚のタイルに分割され、2x2タイルの正方形に全世界が収まるようになっています。各ズームレベルのクワッドツリーは、その前のタイルを分割し、2^zoomx2^zoomのグリッドを作成します。最も高いズームレベルである22は、2²²x2²²のグリッドになります。

タイルサイズ

Mapbox GLをベースにしたライブラリはデフォルトで 512x512 ピクセルのタイルを表示しますが、他の多くのマッピング ライブラリは 256x256 ピクセルのタイルを使用します。デフォルトで 256x256 ピクセルのタイルを使用するMapbox製品はMapboxラスタータイルAPIだけです。Mapbox GL JSを使用しながら256x256ピクセルのタイルを表示したい場合、マップのソース定義で、またはソースのTileJSON が正しいことを確認することによって、個々のMapbox ソースが256x256ピクセルタイルであることを指定することも可能です。

ズームレベルと地理的距離

地図上の個々のピクセルがカバーする地理的な距離は、見ている緯度によって決まります。この表は、異なる緯度における各ズームレベルの1ピクセルあたりの地理的距離の概算を示したものです。最近の端末の多くは、表示する画像よりもはるかに高い画素密度を持つディスプレイを搭載しており、画像を美しく見せるために特殊な変換が施されています。このため、以下の値は画面上のピクセルではなく、地図タイルのピクセルに適用されることに注意することが重要です。

これらの数値は、Mapbox GLベースのマップクライアントで表示される 512x512 ピクセルのタイルを基準にしています。デフォルトで 256x256 ピクセルである Mapbox ラスタータイルAPI によって提供されるタイルの場合、ピクセルごとの値は異なります。256x256 タイルのピクセルあたりの値を決定するには、利用したいズームレベルを選択し、その上の行を見ます。

関連ページ(英語)

• OpenStreetMap slippy map resolution and scale guide
• OpenStreetMap zoom levels guide
  • These OpenStreetMap calculations are based on 256x256 pixel tiles, while Mapbox GL-based libraries return 512x512 pixel tiles.